表現者工房とは
表現者が都市間交流する市民参加型アートスペースです。
想像力に満ちた世界 駆け抜ける表現者たち
表現者たちはどこの都市にもいて、どこの都市でもそれを突き詰めている。
発想して、こだわって、創造している。
そこには、スペクタクル・カタルシス・サブコンシャスといった、あらゆる要素が絡み合い、
表現者たちは表現を継続しています。
そこで、あらゆる都市の表現者たちを繋ぎたいと考えたのがこの場所です。
2016年にプレ・オープニング公演を始めて以来、ソウルや東京の表現者たちが、大阪の寺田町にやってきて、ここで作品作りをしています。
また、名作のリーディング公演や、東京などで上演された現代戯曲の上演も、市民参加公演で実現しました。
プレ・オープニング企画の2作品から、杮落し3作品、それ以外にも20作品以上が上演されました。
パフォーミング・アーツの原初的発露を見る思いでした。
参加者も大変多くなり、小学生からお孫さんがいる方々まで、幅広い世代がこのステージに立っています。
既に始まっている、演劇の都市間交流と、市民参加の公演群。
まだまだこれからも、表現者たちが続々と訪れることを期待しています。
2019年6月には、表現者工房がプロデュースする「肥後橋セミナールーム」がオープンしました。
便利な場所で、自由な発想からセミナーをクリエートできる特徴を生かし、音楽・ダンス・展示・映像上映などのイベントを行える場所として発展させていこうと考えています。
大阪とソウル、日本と世界の演劇関係者、さらには全ての表現者と繋がり、新たな地平を目指していきたいと考えています。
表現者の現在をつなぐ4つのコンテンツ
①日韓ディレクターズMTと日韓ドラマリーディング
表現者工房が3年続けているソウル・東京・大阪の演出家が集い、演劇の都市交流を中心に議論して、ワークショップ的に観客も参加するミニ・シンポジウム=MT(メンバーシップ・トレーニング)。
2016年1月に表現者工房のプレ・オープニング企画として、ソウルで何度もロングラン上演されている、イ・サンウの『コギ』のリーディング公演を同時上演した。2018年4月には、同作品を演劇として上演。表現者工房の海外交流事業の核。
②市民参加型「クラシック・リーディング」
名作戯曲をより一般の方々に楽しんでいただくための講座を兼ねたリーディング・イベント。
これまでに四回開催しており、第四回目の公演では俳優座の桂ゆめさんを構成・演出・出演に迎え、『チェーホフ短編集って?』を上演した。
③日本の現在の戯曲紹介
日本各地の都市で上演されている創作演劇は、時期やコストの関係で大阪では上演されないケースが多い。
そういった作品の中から、選りすぐりの作家・演出家を招へいし、読み手を募り、リーディング公演を実施する。
④自主製作上演と共同製作公演
表現者工房の代表池田直隆が主宰する、DRAMA MISSION Z號の作品の上演だけでなく、東京や大阪、そしてソウルの劇団と協力して、このスペースでの上演に取り組む。
演出家によるコラム、過去公演レビューなど盛りだくさん!