表現者工房からのご挨拶

 

皆さま、「コロナ禍」の中、大変なご苦労に追われていることと思います。

これまで表現者工房では、6~7月の『2020チルスとマンス』をどんな形で公演するのかについて議論を重ねてきました。公演について、全国公立文化施設協会および各劇場、自治体から出されるガイドラインを遵守した形で、劇場内及び受付周辺を設営することで、公表している日程通り上演することを決定しております。

東京公演 6月26日現在の客席は写真を参照してください。ガイドラインを遵守して、客席をキャパシティから半減させ、舞台面から前列一列をなくしています。

また、公演は開催しますが、公演会場に来ることが状況的に困難な方(ご家族に高齢者がおられて健康が心配である方、妊娠されている方、健康に問題がある方、公共交通機関を利用を控えたい方、など)および遠隔地にお住まいの方にむけて、大阪公演については『ライブビューイング@ホーム』と銘打ちまして、公演の有料生配信を行いました。

小劇場演劇プロデューサー/コーディネーターである若旦那家康さんが[オンラインコンシェルジュ]として、本番の開場時からアフターイベントまで視聴されているお客様の案内係として担当、さらに俳優との面会もZoomで実施致しました。

 

 

『2020チルスとマンス』について~

『2020チルスとマンス』は、韓国で1986年に大ヒットし、2年にわたる超ロングランで五万人以上の観客を集めた大ヒット作『チルスとマンス』を、アトリエ・センターフォワードの矢内文章氏が2020年版に脚色し、オリジナル作品の作家・演出家であるイ・サンウ氏が演出するという企画です。

 

イ・サンウ氏は、今年アカデミー作品賞を受賞した映画『パラサイト』の二人の主役ソン・ガンホとイ・ソンギュンそれぞれを指導した演技の育ての親であり、また、ムン・ソングン、カン・シニル、クォン・ヘヒョ、ムン・ソリといった名優たちはいずれも小劇場の下積み時代に演技を教えた弟子達です。

今は、ソウルから離れた江原道束草市[カンウォンドソクチョシ]の隣の高城郡[コソングン]で半隠遁生活をしています。

そのイ・サンウ氏を招いて一ヶ月にわたる稽古を日本でやる予定でしたが、現在の状況から来日は叶わなくなりました。

イ・サンウ氏と出演者の皆さんと協議した結果、ビデオ通話を通じての日韓をまたいだオンライン演出をすることを決めました。

 

まだまだ大変な日々が続きます。

皆さまのご苦労は想像にあまりあるものがあります。

そんな中、ひとときでも、小劇場演劇のパフォーマンスをリアルにあるいはオンラインで同時に楽しみ、ほっとできる時間になればと考えております。

『2020チルスとマンス』どうぞ宜しくお願い致します。

 

2020年6月26日 一般社団法人表現者工房 代表 池田直隆

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